英太です。
Google検索エンジンのパンダアップデートが
日本語の検索結果にも採用されました。
Googleがパンダ(Panda)アップデートを日本語にも正式採用(7/18)
「パンダアップデートは、いつ日本に導入されるのか?」
英語圏に導入されて大きな影響を与えたことから、
アフィリエイターの間で注目されていたGoogleパンダアップデートが、
日本語の検索結果にも採用されました。
Google公式ブログの正式発表によると、
7/18時点で日本語と韓国語の検索結果に採用されたようです。
↓↓↓ Googleウェブマスター向け公式ブログの発表
→ Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました
パンダアップデートとは? – 目的と特徴
コンテンツが重複しているコピペサイトや、
Googleが「質が低い、ユーザーの役に立たない」と判断したサイトの順位を下げる事で、
検索ユーザーにとって有益な
オリジナル性の高いコンテンツを配信しているサイトの順位を上げる事を
目的としたアルゴリズムの変更。
簡単にまとめると
これがパンダアップデートの目的になります。
今回の変更の主な特徴は、
1、他のサイトのコンテンツをコピーしただけの役に立たないサイトや
ユーザにとって価値のないサイトなどの低品質なサイトの順位を下げる
2、調査・研究結果、詳細レポート等の
思慮深い分析等が含まれたオリジナル性のあるサイトの順位を向上させる
3、過剰なSEO対策が施されているサイトには何らかのペナルティが施される
の3点です。
Google社が長年掲げている運営ポリシー、
「検索ユーザーにとって最も有益な情報を検索結果として提供する」
という運営目的が色濃く反映されたアルゴリズム変更と言えますね。
パンダアップデートの名前の由来
「・・ところで、なんでパンダなの?」
ふと疑問に感じたので名前の由来を調べてみました。
初期の頃は、コンテンツファームを削除するという目的から、
ファーマーズアップデートと呼ばれていたそうです。
しかし今回のアルゴリズム実装のプロジェクトに携わったエンジニアの中に、
Biswanath Panda(ビスワナス・パンダ)という重要な人物がいて、
仲間内からビックパンダと呼ばれていた事からパンダ(Panda)が定着したとの事です。
それ以外にも、ネット上に流れているまことしやかな一説としては、
「白黒はっきりさせます」
という意味合いが、
パンダアップデートの名前の由来となっているといった意見も。
そう言われてみれば、
今年の4月に起きたペンギンアップデートの
ペンギンの模様もパンダと同じく白黒ですね。
今後もグーグルは、グレーゾーンを極力排除し、
検索ユーザーに有益な情報を提供する姿勢を貫くという事でしょうか?
どちらが名前の由来になっているにせよ、
パンダアップデートの目的と、Googleが目指す方向性は明確ですね。
どんなサイトが影響を受けるのか?
Googleの公式アナウンスによると、
「パンダアップデートで影響を受けるのは、
検索結果全体の約4%に達する見込み。」
とのことでした。
↓↓↓ 以下はGoogleブログの公式発表からの引用です。
このアルゴリズムの変更では、
低品質なサイトの掲載順位を下げ、同時に、良質なサイトの掲載順位をより適切に評価します。
例えば、ユーザーにとってあまり価値のないサイト、利便性の低いサイト、
他のサイトからのコピーで構成されているようなサイトの掲載順位は下がります。
一方、独自の研究や報告、分析など、
ユーザーにとって重要な情報を提供しているサイトの掲載順位はより適切に評価されるようになります。
今年の4月に実施されたペンギンアップデートの時点で、
ある程度はふるいにかけられていたのでしょうが、
パンダアップデートではアルゴリズムの精度が更に上がったのでしょう。
前回のペンギンでは引っかからなかったけど、
今回のパンダには引っかかってしまった、
というアフィリエイターさんもいらっしゃったようです。
Googleが質の低いサイトと判断しているのは、
誰かのサイトやネットニュース記事をそのままコピー・転載した記事
ドメイン全体に一貫性や関連性が無く、記事内容が乏しい サイト
RSS収集などの自動プログラムのみで作成されたサイト
総記事数は少ないのに被リンクばかりが異常に多いサイト
内部リンクと外部リンクのバランスが取れていないサイト
コンテンツより広告の比重の方が明らかに多いサイト
などが該当しているのではないか? と現時点では考えられます。
思い当たる節がある方は、サイト運営の改善を考えましょう。
パンダアップデートの注意点と有効な対策は?
かなり大きな変動ではありますが、
一般常識に基づいたサイト運営をしている限り、
必要以上に不安や恐怖を感じる事もなさそうです。
コピペや無断転載、アフィリエイト報酬の獲得や
上位表示だけを目的とした過剰なSEO対策をしていたサイトにとっては、
恐怖以外の何者でもないでしょうが、
「検索ユーザーに役立つ情報の提供」
「オリジナルコンテンツ(付加価値)の提供」
上記のポイントを押さえたサイト運営を心掛けていた方にとっては、
むしろ歓迎するべきアルゴリズムの変更だったといえるのではないでしょうか?
私もパンダアップデートが実施された後に、
所有しているサイトのアクセス数をチェックしてみましたが、
今の所は、ほぼ影響を受けていないようでした。
細かいページ単位まで言及すれば、
多少の順位変動や影響はあったのでしょうが、
総アクセス数に関してはむしろ増えているぐらいです。
まっとうな運営を心がけているサイトが
高く評価される時代に突入したのは喜ばしい限りですよね。
今後はサイト作りに、より一層力が入りそうです^^
・・・但し今回の変更では、
重複コンテンツはかなり厳しくチェックされているようなので、
そちらに関しては気をつけた方が良いかもしれません。
SIRIUS等のサイト作成ツールを使っていると 、
何気なくページ名を変更した時などに、
同ドメイン内に重複コンテンツが意図せず存在してしまう
事がありますのでご注意ください。
パンダでは全く影響を受けなかったという方も、
今後を考えると良い機会ですので、
運営サイトのウェブ上のデータをFTPソフトを使って再確認して、
しっかりメンテナンスされておく事をお勧めします。
それ以外にも、
デッドリンク(有効でないリンク)を整理・削除する
サイト内の誤った情報(本文だけではなくmeta情報等も)を修正する
不要な情報を削除する(メインコンテンツとは全く関係ない情報など)
など、内部SEO対策をもう一度見直して、
正確なサイト情報を検索エンジンに伝えられるようにしておくことが、
現時点で考えられる有効なパンダアップデート対策となりそうです。
PS、
パンダアップデートに関して様々な情報が出回っていますが、
現時点では不明な部分の方が多いです。
Google公式発表を読んでドキッ!とされたり、
明らかに心当たりがある場合は早期の改善と注意が必要になりますが、
アルゴリズムが大幅に変更されたからと言って、
必要以上に不安を感じたり、焦る必要はありません。
急激な変化が起きた時には、
あなたの現状を正確に把握する事が一番大切です。
大幅なサイト改善や対策、方向性の転換を考えるのは、
現状をしっかり把握し、今出来る事を行った上で、
正確な情報がある程度出揃ってからで良いのではないでしょうか?
検索ユーザーに少しでも有益な情報を提供しようと考える姿勢と
一般常識に基づいたサイト運営を心がけているなら、
パンダアップデートを過剰に恐れる必要は無いと思います。
予期せぬペナルティをgoogleから受けてしまわない様に、
サイト内のメンテナンスをしっかり行っておけば十分でしょう。
そもそもパンダアップデートが日本語に実施されてまだ数日です。
正確な影響の範囲や明確な対策方法は、誰にも分かるはずがありません。
ですのこの記事も、参考程度にとどめておかれてください。
また何か新たな情報が判明しましたら、
後日改めて記事にまとめさせて頂きますね^^
今回の記事が、
あなたのアフィリエイト、ネットビジネス活動に
少しでも参考になりましたら幸いです m(__)m
英太
ご質問やご不明点がありましたら、お気軽にご相談ください。
最後までご覧頂きありがとうございました^^